社史入門

分冊型の社史とは?

1冊ではなく複数の出版物に分けたタイプの社史。
配布対象者別に出版物を変え、対象者の関心の高さに沿った社史情報を発信することができます。
また、テーマ別・拠点別・事業別などで制作できるため、部署ごと、拠点ごとに役割を分けた上での制作進行も可能です。

分冊型の社史の特徴

社史を分冊化することで、読みやすくなる

1冊にすべての情報を集約したオーソドックスな百科事典型社史に比べ、テーマ別に分けて冊子化することで、より読みやすくなります。 また、配布対象者に合わせて冊子をセレクトをすることで対象者に興味を持ってもらいやすくすることも可能です。

工夫次第で多様な表現と活用が可能

分冊型と言われてもどのようなものをイメージすれば良いかわからない方もいらっしゃると思いますので、下記に具体例をご紹介します。

【具体例】

  • 1冊目

    本編である正史(創業から現在までの自社の軌跡を克明に記録)

  • 2冊目

    正史のダイジェスト版(歴史のハイライトとエピソード中心)

  • 3冊目

    エポックを当時の映像や歴代CMで綴ったDVD

このような組み合わせで制作することで、1冊目を読み込んでいただく時間がなくとも、2冊目と3冊目をざっと見れば、自社の歴史をダイジェストで知ることができます。

全体像が掴みにくくなる懸念がある

分冊化することで、社史情報を狭く深く簡便に発信できる反面、分冊ごとの情報の棲み分けに注意しなければ「全体像が分からない」「この情報が会社全体のどこに位置づけられているのか分からない」といったデメリットが生じる可能性があります。

社史制作で気をつけるポイント

配布先を想定し、分冊の使い分けを検討する

配布先に合わせて構成を考え、1冊ごとの役割を明確化する必要があります。
情報の重複を避けた構成を心がけましょう。

全体として整合性のある編集を心がける

分冊ごとに狭く深く紹介しながらも、全体との整合性がある編集が重要です。

まとめ

伝えたいメッセージに応じて別冊を作成できる上、組み合わせなども工夫できるため、配布対象に応じた多様な活用がしやすく、人気の高い社史のタイプです。

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