社史入門
社史の種類 百科事典型社史
最も一般的とされる形態。情報を漏れなく掲載したい場合に適しているが、読者が読みたくなるような仕掛け、台割りの工夫は必須
百科事典型の社史とは?
情報量が多く、確かな歴史をしっかりと後世へ継承していける未来永劫型の社史。専門性と保存性が高く、資料としても有効活用できるため、会社の歴史を1冊にまとめて整理できる。
百科事典型の社史の特徴
- 情報量が多く、1冊で会社の歴史をまるごと知れることができる
- 普遍性があり、確かな情報を来世へ継承していける
- 編集方法が決まっているため、単調になりやすく読ませる工夫が必要
- 情報量が膨大になることが多く、プロジェクトメンバーは複数人必要で、役割分担をプロジェクト発足時に明確にしておく
最もベーシックな社史のパターン。保存性が高く、アーカイブされた企業資産として周年毎に更新して発行する企業が多いが、写真などを子細にわたって膨大に記録する必要性があるために作業量も膨大になる。
社史制作で気をつけるポイント
- 記載する情報量が多く、情報収集に時間を要する
- プロジェクトメンバーが複数人必要であり、また情報共有も重要になってくるので情報共有の場をあらかじめ設けておき、モチベーション維持にも努める
- どうしても読者は読むことに対して抵抗心が発生してしまうので、読ませる工夫をする必要がある
- 次の作り方を工夫し、「どのページに」「何が」載っているのか分かりやすくする。
また、ワード別に検索できるような索引もあるといっそうよい
膨大な情報を掲載するため、情報収集に時間を要する。資料が集まりきらない場合はOBや外部機関への情報収集が必要となり、労力と時間がかかる。そのため、複数のプロジェクトメンバーが長期にわたり関わっていくことが必要で、定期的に「情報共有」「モチベーション維持」の場を設けていくことが重要。詰め込みたい情報をいかに編集し、少しでも「分かりやすく」掲載できるかが読者に読んでもらうための鍵となってくる。