社史入門
基本ステップ 社史の撮影で失敗しないための4つのコツ
〜編集を考慮した撮影ポイントを解説〜
社史に掲載する写真は、ただきれいに撮るだけでなく、編集作業をスムーズにするための工夫が必要です。
ここでは、インタビュー写真の撮影を例に、編集段階を意識した「撮影のコツ」を4つご紹介します。
1. 撮影前に誌面イメージをしっかり固める
撮影に入る前に、写真が社史のどのページに、どのサイズで掲載されるかイメージしておきましょう。
例えば、インタビュー対象者の顔写真を大きく見開き右ページに載せるなら、被写体の顔は左側(ページ中央方向)を向くように撮ると、誌面の見栄えが良くなります。
雑誌のレイアウトを参考にして、事前に誌面構成のイメージを膨らませておくことがポイントです。
2. 複数の角度から撮影しておく
誌面のレイアウトは撮影前に完全に決まっているとは限りません。
そのため、前方・右側・左側など、最低でも3方向から撮影しておくことが大切です。
もしレイアウト変更で被写体の向きを変えたくなっても、すぐに対応できます。
3. 撮影前に周囲の不要なものをチェックする
何気なく背景に映っているものが、写真の印象を大きく左右します。
飲み物の容器や背後の通行人、掲示物などが写り込むと、写真全体が雑然としてしまうことがあります。
画像補正で消すことも可能ですが、不自然さが残りやすいので、撮影前に必ず周囲を確認し、不要なものや人が写り込んでいないか注意しましょう。
4. 撮影後はその場でピントを必ず確認する
撮影した写真がぼやけて使えないという失敗は意外に多いものです。
撮影現場でカメラの画面を拡大して、ピントが合っているかどうかを必ずチェックしましょう。
その場で気づけば、すぐに撮り直しが可能です。
まとめ
社史の写真撮影は、ただ撮るだけでなく、誌面編集を見据えた準備と確認が大切です。
今回ご紹介した4つのコツを意識することで、撮り直しや編集での手戻りを減らせるだけでなく、写真の品質も向上します。
周年事業や社史制作を成功させるために、ぜひ参考にしてください。