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社内での社史活用〜経営理念の共有と「企業DNA」の継承〜

基本ステップ | 社史の教科書|社史・周年事業のノウハウが学べるサイト - Part 2

社史とは、自社の歴史を社史編纂に携わった社員自身の思いと手によって記録したものです。
この社史を一般社員が学ぶことで、これまであまり意識されてこなかった自社の経営理念や変遷を深く理解できるようになり、結果として愛社精神が高まる効果があります。
さらに、社史には以下のような効果が期待されています。

  • 経営者と社員の認識共有
  • 社員のモチベーション向上
  • 社内コミュニケーションの活性化

特に近年では、社史を活用した「企業DNAの継承」や「自社のブランディング」が注目されています。

経営理念の共有と「企業DNA」の継承が重要な理由

多くの企業が以下のような課題を抱えています。

  • 中途採用者が多いため、経営理念が社内に浸透しにくい
  • 経営改革に取り組んでいるが、経営者と社員の意識が合わず、全社一丸となれない

これらの問題は、経営者と社員の意識ギャップの解消が喫緊の課題です。

社史が意識ギャップ解消に役立つ理由

社史には、次のような内容が記録されています。

  • 創業者がどのような情熱を持って会社を設立したか
  • どのような困難を乗り越えて経営を軌道に乗せたか
  • 社会的な役割を果たしながら成長してきた経緯

これらは、客観的な事実と史実に基づいて綴られており、社員が知ることで会社への理解と誇りが深まります。
また、例えば経営危機に陥った際には、OB(旧社員)たちがどのように知恵を出し合い、一致団結して乗り越えたかが、生の声として記録されています。

こうした社史を通じて社員が会社の歩みを知ることで、

  • 「我が社意識」が強まり、主体的に行動するようになる
  • 経営者と社員の共通認識が生まれ、意識ギャップが縮まる
  • 経営理念の共有が実現する

という効果が得られます。

企業DNAの継承にもつながる社史活用

社史は、創業時の市場開拓の苦労や未知の領域への挑戦、経営理念確立の経緯なども記録しています。
これらの歴史を社員が理解することは、企業文化や価値観の根幹である「企業DNA」の継承をスムーズにし、将来の経営や組織作りにおいても大きな役割を果たします。

このように、社史の活用は単なる過去の記録にとどまらず、経営理念の浸透や企業文化の継承、社員のモチベーション向上といった幅広い効果をもたらします。
周年事業の一環として社史を活用することは、社内の一体感を高め、企業の未来を支える重要な取り組みになるでしょう。

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