OUR WORKS
事例
株式会社陽栄様歴史を再認識し、支えてくれた諸先輩方の思いを繋ぐ70周年記念誌
お客さまの心からのご満足を目指し、事業用物件情報や投資、住まいまで不動産に関わるニーズのすべてをカバーする総合不動産事業を展開している株式会社陽栄。従業員のほとんどが銀行OBという特殊な生い立ちを持っています。2023年、創立70年を記念して記念誌の制作と記念行事を開催。すべてのプロジェクトを無事に終えたみなさんに、現在の思いを伺いました。
不安の中「どうせするなら楽しく」と意を決して始まったプロジェクト
社内史制作のプロジェクトチームが発足したのは2022年10月のこと、社内各部門から合計10名が任命されました。「正直に言うと、入社したばかりの自分に務まるのかと、壮大で終わりが見えない仕事に最初は不安しかありませんでした」。そう語るのは、当時入社半年でリーダーに任命された湯澤さん。メンバーを引っ張っていかなければならない立場でありながら、自分自身がまだあまり陽栄のことを知らず戸惑いが大きかったと言います。「でも『どうせするなら楽しくやりきろう』という当時の稲垣社長の言葉を思い出し、気持ちを切り替えてやることにしたんです」。
情報収集に奮闘した軽部さんも、困難な状況を楽しさに変換していました。「情報網が限られている中で、いろんなところから情報を引っ張り出して、探し出して、事実確認もして…。非常に大変でしたが、昔の行内報をすべてひっくり返して、歴史を一つ一つ紐解くのをメンバー一同楽しみながら進めていきました」。
陽栄を支えてきた諸先輩方の思いを、記念誌を通じて伝える
記念誌にはなるべく多くの人に登場してもらいたいという思いを持っていた湯澤さんは、今日までの陽栄を支えてくれた大切な存在、親会社である陽栄ホールディングの社外取締役の方々へもインタビューを実施。「普段話す機会のないみなさんからの本音とともに、陽栄をサポートしてくれている思いを聞くことができて、私自身にとっても、社員にとっても貴重なインタビューでした」と当時を振り返ります。山本さんも「たくさんの方のサポートや、温かい思いのおかげで今の陽栄があるということを改めて実感しました。完成した冊子や動画にもお褒めの言葉をいただき、大変だった思いも報われました」と思いの襷がつながれていることを実感したと言います。
しかし、「みなさんが私たちのために時間を割いて語ってくれた熱い思いを、限られたスペースで伝えきらなければならない…。原稿や構成には非常に悩みました」という苦労に悩まされた軽部さん。それでも、ビルディング本部の責任者として、事実確認や誌面の見やすさ、看板商品であるビル写真のクオリティにも人一倍こだわったと編纂に懸ける想いを語って頂きました。
過去、現在、未来をつなぐ新たな襷に
苦労の末、会社の教科書としてもふさわしい記録に残る記念誌が完成。「配布した時、目を通してくれているみなさんがいい顔をしていると感じました。記念誌のおかげで、会社の求心力向上にも少しは貢献できたのではないかと思っています」と湯澤さん。
プロジェクトを終えた現在の思いを尋ねると、みなさん口をそろえて「やっている時は本当に大変で、こんな風に思うとは思わなかったけど、本当にやってよかった」と語ってくれました。多くの諸先輩方に支えられて70周年を迎えることができた陽栄。その歴史を深掘り、再認識することができる記念誌は、新たな襷として未来へ引き継がれていきます。