社史・周年知恵袋

社史制作を担当することのメリットとは?

「今の仕事もあるのに、きちんと制作できるだろうか…」
「何から始めれば…責任重大だ 」
社史制作担当者の方々は就任直後から、さまざまなプレッシャーや不安を感じていることと思います。 そんな方々に今回は、先輩担当者の方々に聞いた「社史担当者でよかったこと」をお届けします。社史制作は、地味で根気のいる仕事ですが、担当経験者の方々がやってよかったなと実感されていることも多くあります。これから長い道のりを歩んでいくみなさまにとって参考になればと思います。

先輩に聞いた!社史制作担当者をしてよかったこと6つ

「社史作りを通じて人脈が広がった」

社史作りは社内外さまざまな方々と関わる仕事です。
例えば取材を通して、会社を支えてこられた大先輩の方々にたくさんお話をうかがうこともあれば、創業家の方々や外部の識者の方にインタビューを行うこともあります。対談企画や寄稿を通して他部署の方々と関わりを持つ機会も多くあることでしょう。そうした中でいろいろな方々とのネットワークづくりができることは、社史担当者にとって貴重な財産となるようです。

「発行後、社史が活用されているのを見て非常に意義のある仕事だったと実感した」

社内研修などで活用されたり、報道機関やお客様などに対しての対外的な対応に活用される様子を見て「作った甲斐があった」と感じる担当者も多いようです。

当サイトでもご紹介させていただいたカルビー株式会社様事例より一部抜粋
「戦略史の完成後は、当初の予定通り社員の皆さんに配布されました。新入社員や中途社員にも必ず配布しています。さらに新入社員研修の一環として松尾氏(元社長)による戦略史を教科書とした講義も実施。」

「自社のことをより深く知り愛着やリスペクトを抱くようになった」

やはり多くの担当経験者の方々がおっしゃるのは、制作の過程でどんどん会社への愛着が深まっていくということです。入社以前の何十年にもわたる歴史を知り、これまで会社を支えて来られた大先輩方の声を聞くことで、今まで知らなかった自社の歴史やたくさんの側面を知ることができるのは担当者にとっても非常に意義深いもののようです。

「発行後、OBの方からお礼状をいただいた」

当サイトでもご紹介させていただいた日本クロージャー株式会社様では、なんと発行後にOBの方から直筆のお礼状が届いたそうです。長年社内報担当を務めている担当者様にとっても、これほどの反響は初めてだったそうです。詳しくは下記よりご覧ください。

「社史作りを通して会社のデータベースを作ることもできた」

「社史作りを通じて自社の膨大な資料に触れ、それらを整理することで、データベースを作ることができた」という声もよくお聞きします。
膨大な社内の歴史的資料を「どのように保存し、容易に活用するか」が多くの企業の課題でしたが、その有効な解決策が「デジタルアーカイブス」であると言われており、社史制作はそれらを構築するきっかけともなります。こうしたデータベースは会社の財産といえるでしょう。

「昇進した」「経営に関する仕事を任せられるようになった」

社史作りに関わって、昇進されたケースです。
社史制作は責任重大であるだけでなく、多くの方と関わりながら進めていく仕事でもあり、優秀な社員の方が任せられる傾向があります。
ある企業では、「幹部候補となる社員に会社の歴史をより深く学ばせる為に任せた」というケースもあります。その為、社史制作後昇進される担当者も多くいらっしゃいます。

まとめ

長期プロジェクトでありメンバー内でのモチベーション管理も難しい社史制作ですが、結果的に多くの担当者の方々が「つくってよかった」とおっしゃっています。弊社は社史制作をサポートさせていただく中で、社史制作のやりがいの一つは、社員の方々だけでなく、自社に関わる多くのステークホルダーにとって、意義深い財産を作りあげられる点にあるのではないかと考えています。

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