社史・周年知恵袋

企業の節目を「記憶」に残す周年事業

企業にとって、周年は単なるお祝いではなく、ブランド価値を再定義し、未来への一歩を踏み出す重要な機会です。しかし、せっかくの取り組みも、社内外に伝わらなければ意味がありません。そこで重要なのが「見える化」=周年事業を形として可視化する工夫です。
今回は、ロゴや動画、イベントなど、周年事業の「見える化」を支える具体的なアイデアをご紹介します。

1. 周年ロゴで統一感と記憶に残る印象を

周年専用のロゴは、プロジェクト全体のトーンを視覚的に示すシンボルです。名刺やメール署名、社内外の資料に使用することで、関係者全員が「今は周年プロジェクトのフェーズにいる」という意識を自然に持つようになります。

さらに、このロゴをベースに記念グッズやWEBサイトの特設ページなどに展開することで、社内外への発信にも一貫性が生まれます。

2. ストーリーを伝える周年ムービー

企業の歴史や未来への想いを、短時間で効果的に伝えられるのが動画です。周年ムービーは、社史紹介にとどまらず、社員インタビューや未来ビジョン、製品・サービスの進化などを盛り込むことで、関係者の心を動かすコンテンツになります。

特に、式典やキックオフイベントの冒頭で流すことで、その後の場の雰囲気が大きく変わる「空気をつくるツール」としても有効です。

3. 社員を巻き込むイベント演出

周年イベントそのものも、「見える化」のひとつです。ただし、表面的な催しで終わってしまっては意味がありません。大切なのは「誰のためのイベントか」「どんな想いを共有したいのか」を明確にしたうえでの演出です。

たとえば、

  • 社員が参加できるヒストリーブースの設置
  • 記念品を選ぶワークショップ
  • ステージでの社員スピーチや未来宣言

など、参加型・共感型の仕掛けが効果的です。

4. 制作物で“点”を“線”に

見える化のアイテムは、それぞれ単独ではなく、全体のストーリーを補完し合うように設計すると効果が高まります。

例えば、

  • ロゴ → ムービー → イベント → 記念冊子やWEB特設ページへ

というように、「流れ」が見えることで、受け手の理解度と納得感が格段に上がります。

このとき、「制作物を作る」ことが目的にならないよう注意が必要です。常に「何を伝えたいのか」を中心に据えることが重要です。

5. まとめ:周年事業の“体験設計”が伝わる会社をつくる

周年事業は、単なる過去の振り返りではなく、未来への決意を社内外に示す絶好のタイミングです。そして、そのメッセージを形として残す「見える化」は、プロジェクト全体の浸透力を大きく左右します。

ロゴや動画、イベントを点ではなく線で捉え、戦略的に設計すること。それが、記憶に残り、行動を促す周年プロジェクトの鍵です。

日本ビジネスアート株式会社では、周年ロゴの開発や社史の制作、特設WEBサイトや映像などのアウトプット制作はもちろん、上流の企画設計・社内浸透支援までワンストップでサポートしています。

実際の制作物やご支援事例は、以下のページにてご紹介しています。
ぜひご覧ください。

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