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社史の発行目的を明確にする
社史発行の標準的なステップの中でも、重要な発行目的を決めるために踏まえておくべき基本条件をご紹介します。
社史発行の標準的なステップ
社史を発行するためには、下記のような標準的なステップがありますが、その中でも社史の発行目的の決定は非常に重要なステップです。
- 社史の発行目的を決める
- 体制をつくる
- 構成を決める
- 体裁を決める
- 編集方針を決める
- 資料を集める
- 取材・原稿執筆
- デザイン制作
- 印刷・製本
社史発行目的の明確化がなぜ必要なのか
発行目的の明確化がなぜ必要かというと、発行目的が明確化されていなければ「どんな社史を作ればいいのか」という編集方針が決められないためです。
社史発行目的を明確にするための5W3H
編集方針を決めるための基本条件を「社史の5W3H」でご紹介します。
まずは下記、5Wに沿って、それぞれの項目を意識して編纂方針を固めましょう。
- When(いつ発刊するのか)
- What(どんな内容にするのか)
- Why(発行目的)
- Where(どこで編集をするのか)
- Who(役割分担)
- How much(予算はどれくらいか)
- How to(作り方)
- How many(発行部数、ページ数、図表類と写真の点数)
チェックシートでイメージを固める
発行目的と読者ターゲットを決めることが、最重要ポイントです。これによって、この社史がその企業の戦略的ツールになるかどうかが決まります。
発行目的と読者ターゲットが決まれば、掲載内容やデザイン、ページ数などもイメージが固まってきます。
「社史・周年史の発行実績」も確認します。以前制作した実物があれば。それを見ながら「前と同じ仕様にするか、違うものにするか」を検討します。
読者対象は誰で、どんなメッセージを届けたいか。社史委員会にニーズや発行目的を伝えることで、編集チームはそれに合わせた企画やデザインを提案します。