社史・周年知恵袋
社史 基礎知識「社史」「記念誌」「周年史」の違いとは?
意外と知らない方も多い「社史」「記念誌」「周年史」の違いについてまとめた社史担当者の為の基礎知識コンテンツです。
比べてわかる「社史」「記念誌」「周年史」の違い
社史 | 記念誌 | 周年史(年史) | |
---|---|---|---|
概要 |
企業が自社の歴史を記録したもの。 |
何らかの出来事やイベントを記念して発行されるもの。 |
企業や団体が周年を迎えた際に発行する歴史書。 |
タイミング |
何周年という区切りに限らず、経営トップの交代や株式上場時など。 |
受賞や関連施設のオープン、周年記念など特定のイベントのタイミング。 |
10年、30年、50年といった節目のタイミング。 |
主な目的 |
企業の歴史を体系的に残すことが主目的。 |
記念の意義を伝え、関係者への感謝を表すことが主目的。 |
団体の歴史を記録し、未来へ伝えることが主目的。 |
内容 |
創業時から現在までの事実を記録し、企業の歩みを歴史としてまとめる。 |
歴史を網羅するだけじゃなく、特定の出来事を深堀し、対談やPJストーリーを掲載。 |
社史と同様に現在までの事実を歴史としてまとめるが、対象が企業以外にも広がる。 |
どれを選ぶべきか?
- 社史を選ぶ場合:企業の成長や変遷を詳しく記録したい。
- 記念誌を選ぶ場合:企業の歴史よりも、記念イベントや関係者との交流を重視したい。
- 周年史を選ぶ場合:企業や団体の周年を祝いつつ、後世に歴史を残したい。
社史・記念誌・周年史の発行形式
従来、これらの発行物は印刷された書籍の形が一般的でしたが、最近では デジタル化 も進んでいます。
- 印刷物(冊子・書籍):保存性が高く、伝統的な発行方法。
- CD-ROM / PDF:デジタルアーカイブとして活用可能。
- Webサイト:社外向けに公開し、広く発信できる。
目的に応じて、適切な発行形式を選択することが重要です。
まとめ
「社史」「記念誌」「周年史」には明確な線引きがないことも多く、発行目的や企業文化によって内容や構成が異なります。 最適な形を選ぶためにも、制作の目的や読者層を明確にすることが大切です。