社史・周年知恵袋

社史・記念誌制作に取り組む際、まずはその大まかな流れを理解しておきましょう。
社史・記念誌作りは、計画的に進めることでスムーズに進行し、良い成果を得ることができます。

社史・記念誌制作にはどれくらいかかるのか?

社史・記念誌制作には、通常1~3年程度の時間がかかります。これを長期的なプロジェクトとして捉え、じっくりと準備を整えていきましょう。

社史・記念誌制作の工程について

社史・記念誌制作には、以下の6つの大まかな工程があります。それぞれの工程を順を追って進めていくことが成功の鍵となります。

準備

長期プロジェクトの成功には、準備段階が非常に重要です。

ポイント

  • 1、基本方針の決定

    どのような社史を作成するのかを決めます。経営者やキーマンとなる社員へのヒアリングを重ねることで、社史を通して読者に何を伝えたいのかを明確にしましょう。

  • 2、編集体制作り

    社内メンバーを巻き込んだ体制づくりは、プロジェクトを円滑に進めるために不可欠です。

  • 3、スケジュール作成

    発行日や各関係者との調整を考慮し、具体的なスケジュールを立てます。

企画

基本方針を元に、具体的な企画を立案していく段階です。
必要なコンテンツや他社事例を参考にしながら、内容を決定します。

定番コンテンツ例

  • 年表
  • ご挨拶やメッセージ
  • 商品やサービスの開発秘話
  • 対談で歴史を振り返る
  • 社員からの寄稿

ポイント

企画段階では編集委員のモチベーションを維持することが大切です。試作品を作成して進行を視覚化することも有効です。

素材収集

社史に必要な情報や写真を集める作業です。
過去の社史や社内報、ニュースリリースなどを活用して、年表や資料を整理しましょう。

ポイント

素材集めに時間がかかることもあります。集めた資料を元に、最初に描いていたイメージが実現可能かどうかを検証しましょう。

取材・撮影

必要に応じて、取材を行い、写真を撮影します。取材先や制作会社には、どのように誌面が仕上がるかを明確に伝えることが重要です。

ポイント:期限を守ってもらうコツ

  • 発行目的を共有し、社内セミナーなどで社員の理解を深めておくと、寄稿者の協力を得やすくなります。
編集・制作

集めた素材を基に、編集とデザインを行います。
制作会社のデザイナーと密に打ち合わせをし、進行を管理しましょう。

ポイント

デザインや執筆にはルールを設けて、作業をスムーズに進めます。
原稿やデザインチェックは念入りに行い、複数回確認を重ねましょう。

活用

出来上がった社史・記念誌を、当初の発行目的に沿って活用します。社内研修や社外PRなどで、実際に使用していきます。

ポイント

社史制作と同時に、データベースの作成も検討すると良いでしょう。
収集したデータは、次回の社史制作にも活用できる貴重な情報源となります。

社史・記念誌制作の流れとポイントは理解できたでしょうか?

このように、社史・記念誌制作は大まかな流れを把握しておくことが成功の第一歩です。
各工程についてさらに詳細に知りたい方は、制作の流れについての記事をご覧ください。
また、先輩担当者の実際の事例も掲載しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

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