社史・周年知恵袋

社内での認知度をあげる仕掛けも社史制作では重要

「うちって社史を制作していたの?」

「うち、周年を迎えていたのか」

社史発行後に社員からこうした声を聞き肩を落とした…という話を耳にすることは珍しくありません。中には、社員が自社の周年を認知していないケースさえあります。

こうした声が聞かれる企業の多くでは、社史編纂チームなど社内の一部のみで社史制作をおこない、他の社員に社史制作や周年事業のことを認知させていない場合が多いのです。

周年を社内に認知させ、社史制作を充実したものにするためには、「社史制作段階で全社を巻き込めているか」というのはとても重要です。
制作自体ももちろんですが、発行までの間に社内での認知度をあげておくことも社史制作では重要な要素です。

全社に認知させておくメリットとは?

周年を認知させることで、社員に自社に対する誇りや、自分の仕事に対する自負心を生むきっかけにもなります。
また社史制作を社内に認知させておくことで、社史制作において重要な情報収集の工程で、社内での情報収集が円滑に進む効果もあります。
このため、充実した社内資料のもと、社史制作がおこなうことができます。さらに、多くの社員に社史制作に関与してもらうことで、「自分が関わった社史」として社史発行後も関心を持ってもらいやすくなります。社員自身が社史に関与し興味をもつことで、より多くの方々に読まれる社史となります。

社史発刊までの盛り上げ施策

具体的な社史発刊までの盛り上げ施策例をご紹介します。

  • カウントダウンカレンダー

    イントラに社史発刊までのカウントダウンカレンダーを出現させ、期待感醸成を図ります。同様にカウントダウンポスターを社内に貼り付けるというのもダイレクトに社員の目に触れる機会を増やせるため効果的です。

  • 社史づくりの進捗情報発信

    社史メンバーの活動を随時社内報で情報発信します。メンバー紹介だけでなく、現在の社史の進捗状況なども紹介していくのがポイントです。

  • 社員からの寄稿の募集

    社史に社員寄稿コーナーを設けることで、社員の有効的な巻き込みが図れます。
    具体的には「周年を迎える自社に対するメッセージ」と題する全社員アンケート企画や、全社員から仕事にまつわるエピソードをテーマにした作文を募集した企業もあります。

  • 寄稿でコンテスト開催

    社員の寄稿でコンテストを開催すれば、社員の巻き込みと盛り上げの両方を狙えます。前述の全社員から仕事にまつわるエピソードをテーマにした作文募集を行った企業では、優秀作を社史だけでなく社内報にも掲載するなど、さらに関心をもたれる仕掛けを行いました。

まとめ

カウントダウンカレンダーや社員参加型企画などの盛り上げ施策によって発刊前に社員の社史への認知度アップや盛り上げをしっかりと行っておきましょう。そうすることで発行時の社員のシラケを防止し、周年事業や社史制作の効果を高めることができます。また、制作過程でも社員の協力を得やすくスムーズな社史制作を行うことができます。

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