社史入門

社史作成では、稟議を何度も通し、社内の方を数多く巻き込むことが想定されます。 
そのため、周年事業が成功するかどうかは、準備段階で決まるといっても過言ではありません。プロジェクトが動き出してから後悔しないためにも、重要なプロセスを押さえましょう。

社史の制作は2年前から開始

  • 社史の制作は通常2年前から開始します。
    やることは主に
    ①体制づくり
    ②コンセプト策定
    ③企画・台割決定
    ④取材撮影
    ⑤執筆
    ⑥紙面デザイン
  • ⑦内容のチェック
    ⑧印刷
    の8工程です。
  • 体制作りはリーダーが重要

    • まず始めに、社史制作を進める編集委員会や実行委員を組織します。
      体制は、事務局長1名、事務局員4~5名程度、実行委員(必要に応じて)で組成します。
      ポイントは、事務局長を社長もしくは役員に担ってもらうことです。これにより、稟議などを通しやすくなります。
  • コンセプトは社史の羅針盤

    • 体制が決まったら、次はコンセプトを策定します。
      コンセプトは、冊子の方向性を決めるとともに、関わる人に共通認識を持たせ、目的をぶらさずに完成させるために重要です。
      経営陣の意向や自社の未来を見据え、ヒアリングを通して最適な発行目的を定めることによって、企業戦略の目的に紐づいた社史を作成することができます。
  • 企画・台割はコンセプトに合わせて作成する

    • 発行目的、コンセプトに沿って、企画・台割案を作成します。
      編集会議を行い、他社の社史なども見ながらどのような企画が良いかを議論すると良いでしょう。
      またこの段階で、取材対象者や、対象者にどのようなことを聞くのかなどの設計をしておくと、取材もスムーズに行うことができます。
  • 取材・執筆は事前準備から

    • 各コンテンツの取材・原稿執筆、撮影を実行します。
      この際に取材依頼書や作成した企画、構成案を事前に共有して行うことで、コンセプトに沿った話を聞くことができます。
      企画の狙いなどは、コンセプトを策定した背景から共有すると、取材時や執筆時に、認識の齟齬による不要な手間を省くことができます。
    • 自社のブランドに合ったデザインに

      • 各コンテンツのデザイン制作を行います。
        この際、コンセプトに沿ったデザインにすることはもちろんのこと、自社のブランドに合わせてデザインを作ることよって、ターゲットが手に取りたくなるような一貫したデザインを実現することができます。
      • 印刷までが社史づくり

        • 最後に印刷工程です。
          社史は未来永劫会社に残ります。数十年後の社員がみることになります。
          印刷工程に入る前に全文を読み直し、問題がないかチェックをしましょう。
      • 社史作成は事前の設計が重要

        社史作成は、事前に設計することで、無駄な手間を省き、スムーズに行うことができます。社史は、初めて作成されるという方がほとんどですから、実績がある企業に相談することをおすすめします。弊社の無料相談会をぜひご活用ください。

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